皆様は、茶道、華道と並ぶ日本古来の芸道に香道というものがあるのをご存知でしょうか?
東南アジアに産出する沈香という香木を焚いて、その香りをあてる室町時代からつづいた日本古来の芸道なのですが、茶道、華道ほどにポピュラーではないため、あまりよく知られておりません。ここ近年、仕事や家事のストレスを癒すアロマテラピーの普及に伴って、日本古来の芸道である香道も見なおされ、ひそかなブームをよんでいるようです。
沈香、特に最上級とされるベトナム産の伽羅の香りは各時代の権力者を魅了し、公家や各大名家を中心に数々の名香とされる伽羅が伝えられてまいりました。
各大名家では見事な蒔絵の香道具をあつらえ、愛娘の婚礼道具としたといわれています。現代でも、茶道や華道ほど、ポピュラーではないものの、約2万人以上の人が香道を楽しんでいるといわれ、京都や鎌倉、東京などには香木をはじめ香料を専門に商う老舗もいくつか残っております。
香道で使用する香木である沈香は産地や個体によって香りが微妙に異なり、色々な香木を焚きくらべてみても個性があって楽しいものです。香道ではこの個性の違う香木の種類をあてるゲーム、組香を行います。このあたりは、他の芸道と違いますね。
伽羅はその高雅な香りと希少性から、金の10倍する価格と言われており、高価なことでも有名ですが、一回に使用する量が米粒程度のため、炭代をいれても実際にはコーヒー一杯飲むのとたいして変わりません。OLや主婦の方々にも案外お手軽な趣味ではないかと思います。(ちなみに1gで1万円ぐらい。安いものはそれなりです)
どうでしょうか??皆さんもぜひ挑戦してみては。
山の上で散歩
山に行ったり、写真とったり、猫と戯れたり日々の記録です。
HN:
ワタシがホームズです。3歳。
性別:
男性
職業:
サービス業
趣味:
山、版画、写真、陶芸
自己紹介:
それでは今日のニュースです。